日本建築仕上材工業会登録 F☆☆☆☆ 
 吹付け施工によるコンクリート構造物の欠損部断面修復材
 (受注生産品)
 吹付け用ポリマーセメントモルタル(早強用)
早強厚付け性が特長の繊維補強型ポリマーセメントモルタル『フィックスT』に、吹付け性能を付与しました。
弊社の作業性改善技術により、吹付け時のダレ・ズレを抑え、ポンプ圧送性に優れています。
また、樹脂のベタツキを抑え、コテ離れに優れているため、壁面の施工もスムーズです。
   
     25kg/袋      ポリマーF 1kg/本
F☆☆☆☆ 登録番号1902059

 特    長
早強性 ●作業時間を確保しつつ、早強性を付与しました。
収縮抑制 ●弊社の収縮抑制技術により、ひび割れを抑制します。
作業性 ●紛体の粒度調整、補強繊維の添加、最適なエマルジョンの選択により、ダレ、ズレがなく、吹付け性が良好です。

 配合及び施工面積
粉袋 ポリマーF 練り上がり量 積算比重 1m3使用量
25kg 1kg 3.5〜4.0kg 15.87ℓ 1.638 1,638kg
(63set)
 塗厚別材料使用量(kg/u)
5m 10mm 20mm 30mm 40mm 50mm
8.19 16.38 32.76 49.14 65.52 81.90

 施 工 方 法
■下地処理 下地の浮き・劣化等脆弱部の撤去を行う。(はつり・サンダーケレン・クラック処理・目地処理など) また、下地の状況に応じては高圧洗浄機で洗浄する。(120MPa以上を推奨)
断面修復材の性能が低下しないよう十分な下地処理を行う。
■プライマー塗布 下地とフィックスT吹付けとの接着を高めるため、プライマーとしてERシーラーまたは ERボンド#55を塗布する。天井面の場合は、ERボンド#55を塗布する。

ERシーラー
 規定配合で希釈したERシーラーを塗布し、指触乾燥するまで養生する。

ERボンド#55
 規定配合で希釈したERボンド#55を塗布し、糸を引くようなタックが出るまで養生する。
■混  練 規定量を計量し、モルタルミキサーで混練する。撹拌時間の目安は2分から4分程度とする。
材料が均一になったら過度の撹拌はしない。
■吹付け プライマー養生後、フィックスT吹付けを施工する。
吹付け前には、セメントノロ、フィックスT吹付けの順に圧送し、セメントノロが出尽くしフィックスT吹付けが完全に出始めたタイミングで吹付けを開始する。
吹付けを開始する際、予めエアを出しておき圧送する。
吹付け厚は、壁面など横向き施工で30mm、天井面など上向き施工で10mmを推奨。
2層目以降は、前層が十分に締まったことを確認し吹付ける。
最終仕上は、フィックスT吹付けが締まった後に、適宜金ゴテを用いて表面を平滑で緻密に仕上げる。
■養  生 急激な乾燥を避け、雨水等に曝されない様にし1日以上養生する。

 使 用 上 の 注 意
■ ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。
  SDSの入手はご購入先へご依頼下さい。
■ 製品は直射日光、湿気を避け5℃〜35℃で保管して下さい。
■ 低温時、施工、養生中に5℃以下になることが予想される場合は、凍害防止のため採暖を行って
  下さい。
■ 施行環境が直射日光下で、直射日光の気温が35℃を超える場合の施工は避けて下さい。
  ホースやホース内が熱せられ、圧送性が著しく低下します。
  施行環境が直射日光下でない場合、練り上がり温度は35℃以下(望ましくは30℃以下)になる
  ように冷水等で調整して下さい。
■ 混練には上水道水又はこれに準じる清水を使用して下さい。不純物が硬化時間に影響をおよぼすこと
  があります。
■ 長時間、直射日光があたる場合や強風にさらされる場合は、シート養生を行って下さい。
■ 混練は攪拌時間を調整し、エアを多く巻き込まないようにして下さい。
  エアを多く巻き込むと強度低下等の原因になります。
■ 一度練った材料の練り返しはしないで下さい。
■ 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物業者に委託して下さい。
■ 本資料の技術情報は、当社の試験・研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えます。
  しかし、記載の諸性能および特性などは、施工条件などにより本資料と異なる結果を生じる
  ことがあります。
■ 本資料の記載事項は予告なしに変更する場合がありますので、予めご了承ください。